オフラインマップ、オーバーズームとアンダーズーム

バージョン 4.0

インポートしたマップやダウンロードしたオフラインマップに含まれていないズームレベルでも、マップを表示できます。

これは、マッププロバイダーやサーバーが提供するズームレベルが限定されているとき(例:ズーム 2〜14 までしか配信されていないが、実際にはズーム 15〜19 で作業したい)に便利です。プロバイダーによっては、ズーム 16 を超えるダウンロードを推奨していないこともあります。

また、ベクトル形式の GeoPDF をラスター形式の mbtiles に変換した場合のように、1 つのズームレベルしかタイルが含まれないマップもあります。たとえばズーム 8 のみのマップが得られると、そのままでは非常に使いにくいですが、オーバーズーム/アンダーズームに対応していれば、より高いズームレベルで多少のピクセル化はあるものの、実用的に使えます。

以下は、GeoPDF からラスター mbtiles への変換例*で、変換後の mbtiles にはズーム 8 のみが含まれています。

ご覧のとおり、画面 1 cm あたり約 23 km のスケールです。オーバーズーム/アンダーズームがなければ、拡大しても何も表示されません。

オーバーズームを使うと、ややピクセル化はするものの、十分使えるマップが表示されます。同じマップをズーム 11 で表示すると次のようになります。

画面 1 cm あたり約 3 km。大きな違いです。

アンダーズームの場合、ズーム 5 では次のように表示されます。

空白のタイルしか表示されないよりは、はるかに有用ではないでしょうか。画像内の矢印は、マップが追従モード以外のときにここをタップすれば、マップ領域にフォーカスできることを示しています(「マップはどこ?」となったときの目印にしてください)。

オーバーズーム機能を活用すれば、地図サーバーからダウンロードするタイル数を意識的に減らし、その分(高ズームレベルでの多少のピクセル化を許容するという)トレードオフのもとで運用できます。とくにズーム 17〜19 はサーバーへの負荷が大きい範囲です。よき利用者として節度ある使い方を心がけましょう。

ただし、ダウンロードするズームレベルを選ぶ際には、必要な情報がそのレベルに含まれているかを確認してください。たとえば、低いズームレベルでは細い道路名が含まれていない場合があり、これはオーバーズームでは補えません。


* GeoPDF から mbtiles への変換は次のように簡単に行えます。

gdal_translate geopdf.pdf map.mbtiles

GDAL のインストール方法は、「Mac に GDAL をインストール」などで検索すると簡単に見つかります。


関連情報:

オフラインマップ

カスタムマップソース

地表画像オーバーレイ

既存の mbtiles、Rmaps、sqlitedb マップをインポート