保存・エクスポート・共有する写真ファイル名のパターン
設定 > 写真ファイル名パターン のこの画面では、写真のデータフィールドに基づいて、保存・エクスポート・共有される写真ファイルのファイル名パターンを設定できます。
写真を写真ライブラリ、ファイルアプリ、iCloud Files、接続済みのクラウド/ネットワークドライブ、AirDrop などに保存すると、ここで設定したパターンにもとづいてファイル名が決まります。既定のパターンは写真のタイトルのみです。
一部のフィールドは写真メモエディタから編集できます(タイトル、メモ、フォルダ/タグのフィールド名、フォルダ/コレクション、住所)。そのほかのフィールドは写真のメタデータに埋め込まれています(座標、方位、標高など)。
写真の「タイトル」フィールドは、保存・共有・エクスポート時のファイル名として使われます。
バージョン 4.0 から、ファイル名のパターンを自由にカスタマイズできるようになりました。
カスタマイズしたパターンの例:

写真を 1 枚だけ保存・共有・エクスポートする場合のパターンと、複数枚を保存・共有・エクスポートする場合のパターンを、それぞれ別に設定できます。
上の例では、タイムスタンプ付きの写真を 1 枚保存した場合のファイル名は次のようになります。
05Feb24 16-56_#12_2024-02-05-16-56-35+0100_C_50.09519, 14.50290±5mWGS84.0.s.jpg
3 枚のタイムスタンプ付き写真をエクスポート/共有した場合は次のようになります。
05Feb24-12-44_#10_2024-02-05-12-44-32+0100_C_50.09519,-14.50290±5mWGS84_#003.0.s.jpg
05Feb24-13-34_#11_2024-02-05-13-34-41+0100_C_50.09519,-14.50290±5mWGS84_#002.0.s.jpg
05Feb24-16-56_#12_2024-02-05-16-56-35+0100_C_50.09519,-14.50290±5mWGS84_#001.0.s.jpg
既定では、バッチエクスポート/共有のファイル名パターンは、単一ファイル名パターンをベースに組み立てられます。もちろん、バッチ用にまったく別のパターンを設定することも可能です。
ファイル名パターンにフィールドを追加する
パターン行の「+」ボタンをタップすると、フィールドを追加できます。
利用できるフィールド:
- 写真のタイトル(既定) — 写真メモエディタから編集できます。
- カスタムテキスト — 任意のテキストを埋め込めます。
- 写真の撮影日時 — 写真のメタデータに埋め込まれています。
- 写真の位置座標 — 写真のメタデータに埋め込まれています。
- 写真の位置の標高 — 写真のメタデータに埋め込まれています。
- 写真の方位 — 写真のメタデータに埋め込まれています。
- 写真のメモ — 写真メモエディタから編集できます。
- 写真の住所 — 写真メモエディタから編集できます。
- タグのフィールド(写真メモエディタで設定するフォルダ/タグのフィールド名)— 写真メモエディタから編集できます。
- フォルダ/コレクション名 — 写真メモエディタから編集できます。
バッチエクスポート/共有では、さらに次のフィールドも利用できます。
- 単一ファイル名パターン — 単一ファイル名のパターンを、バッチ用ファイル名のベースとして使えます。
- バッチ内のファイル連番
日付フィールドの形式
パターンに「撮影日時」フィールドが含まれる場合、そのフォーマットを設定するセクションがパターンエディタに表示されます。

自由度を重視して、フォーマット文字列を任意に設定できるようにしています。ここに特別な制限はありません。
設定のとっかかりとしてよく使われる例を把握したいとき、またはあらかじめ用意された形式に戻したいときには、アプリが用意する短い例のリストを活用してください。「日時フォーマットの例を表示」をタップするとリストが開きます。

ここから 1 つ選んでそのまま使うのも、手がかりとして参考にするのも自由です。完全な仕様について調べたいときは、「ISO 8601」で検索してみてください。
バッチ連番の形式
バッチファイル名パターンに「ファイル連番」が含まれている場合、連番の桁数などを設定するオプションが表示されます。

ファイル名内の空白の扱い

ファイル名に空白を含めると見た目はわかりやすいものの、ファイルプロバイダーや転送方式によっては問題が起きることがあります。
アプリから Mac へ AirDrop で同じ写真を 4 回共有・エクスポートした場合の例を見てみましょう。

写真のタイトルは 29Jan24 19-47 です。
#1 および #2 — 空白を - に置き換えた名前で共有しました。問題なく転送され、同じ名前の 2 回目のファイルには macOS が自動で 2 を付加しています。
#3 — 空白を残したまま、初めての写真として共有しました。期待どおりの名前で転送されています。
#4 — この状況での macOS または AirDrop は、空白を含むファイル名の重複を正しく判定できず、入力ファイル名を途中で切り詰めました。直前に既知の「重複」ファイル 29Jan24 19-47_33UVR6444649331±10mWGS84_#0001.0.s.jpg があったため、今回のファイルは 29Jan24 20.s.jpg という名前になりました。空白の直前までを同じ名前とみなし、その直後の「19」「20」を連番として処理したかたちです。
この挙動は AirDrop で発生するもので、iCloud の「ファイル」に保存する場合は起きません。「ファイル」は、同名のファイルに対して 2 を付加する形で重複を正しく処理します。
このように、転送経路やファイルプロバイダーによって空白の扱いが変わります。このセクションでは、用途に応じて挙動を選べるようにしています。
この設定の既定値は「NO」(置き換えなし)です。既定では空白はそのまま保持されます。
関連情報:
エッジケース
iOS の共有シートで複数の写真を選択し、「N 枚の画像を保存」で写真ライブラリに保存する場合、iOS 17 ではいかなるパターンも適用されず、ファイル名はランダムになります。
テストしたその他のファイル/メール共有プロバイダー(Dropbox、Google Drive、ファイル、QFile、Google メール、Apple Mail、iMessage、Telegram)では、検証したすべてのパターンの組み合わせがそのまま利用できました。
小技
指定した方位範囲のエクスポート/共有済み写真ファイルを探す(macOS または Linux)
ファイル名に方位を含めたうえで、選択した写真/ポイントを共有・保存・エクスポートします。
フォルダの中身が次のようになっているとします(ls -1)。
07Feb24@17-49_#24_H_NW314°T_A_240m.0.s.jpg
07Feb24@17-49_#25_H_N357°T_A_240m.0.s.jpg
07Feb24@17-49_#26_H_NE44°T_A_240m.0.s.jpg
07Feb24@17-49_#27_H_E97°T_A_240m.0.s.jpg
07Feb24@17-49_#28_H_SE143°T_A_240m.0.s.jpg
07Feb24@17-49_#29_H_S188°T_A_240m.0.s.jpg
次のように使います。
ls | perl -nle 'print "${_}\t$1\n" if /_H_\D*(\d+)\D/' | awk -F '\t' '$2 > 100 && $2 < 200 {print $1,$2}'
100 度から 200 度の方位を持つ写真を抽出するとこうなります。
07Feb24@17-49_#28_H_SE143°T_A_240m.0.s.jpg 143
07Feb24@17-49_#29_H_S188°T_A_240m.0.s.jpg 188
写真ファイルの絞り込みに関する小技がほかにも必要であれば、support@blocoware.com までお気軽にご連絡ください。